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リースの識別機能について

リースの識別機能の利用方法について説明します。

本機能をご利用いただけるのは、以下の両方の条件を満たすユーザーに限られます。

  • 所属している組織でリースの識別機能が有効になっていること
    ※有効/無効 の変更をご希望の場合は、TOKIUM契約管理内のチャットからお知らせくださいませ。

  • ユーザーにリースの識別権限が付与されていること
    ※詳細はこちらをご確認ください

 

本機能は、TOKIUM契約管理にアップロードされた契約書が新リース会計基準対象かの洗い出しをサポートします。リースの識別画面で、AIがリースに含まれるかを自動判定した結果が表示されます。

目次

リースの識別の判定項目について

リースの識別機能では、以下の判定項目があります。

特定された資産

項目1. 契約対象の特定された資産があるか

資産の使用による経済的便益

項目2. 顧客が使用期間全体を通じて特定された資産の使用から生じる経済的利益のほとんどすべてを享受する権利を有しているか

使用を指図する権利

項目3. 使用期間全体を通じて特定された資産の使用方法を指図する権利を誰が有しているか

項目4. 顧客のみが使用期間全体を通じて資産を稼働する権利を有しているか

項目5. 顧客が使用期間全体を通じた資産の使用方法を事前に決定するように資産を設計しているか

少額リース

項目6. リース料が基準額以上か

項目7. リース契約1件当たりの金額以上か 又は 新品時の原資産の価額以上か

※TOKIUM契約管理では、短期リースの判定は行いません。

※リースに該当するかどうかのAI判定は、企業会計基準委員会(ASBJ)が公表しているフローチャートに基づいて行います。

引用:「リースに関する会計基準の適用指針」(設例)

 

リースの識別画面の判定チェックマークについて

例えば、上記の判定項目1の「契約対象の特定された資産があるか」の判定が「はい:特定された資産がある」の場合、緑のチェックマークになります。また「いいえ:特定された資産がない」の場合は赤のチェックマークになります。

判定項目3の「使用期間全体を通じて特定された資産の使用方法を指図する権利を誰が有しているか」の判定が「顧客」の場合は、緑のチェックマークになり、「サプライヤー」の場合は赤のチェックマークになります。「どちらでもない」の場合は黄色のチェックマークになります。

判定項目3以外の場合

  • 「はい」の場合:緑色のチェックマーク
  • 「いいえ」の場合:赤色のチェックマーク
  • 「不明」の場合:灰色のチェックマーク

判定項目3の場合

  • 「顧客」の場合:緑色のチェックマーク
  • 「サプライヤー」の場合:赤色のチェックマーク
  • 「どちらでもない」の場合:黄色のチェックマーク
  • 「不明」の場合:灰色のチェックマーク

 

自動判定結果について

  • 判定フローにおいて、リースに含まれる可能性が高いと判断された場合、「本契約書は使用権資産を含む可能性が高いです」と表示されます。
  • 判定フローにおいて、リースに含まれる可能性が低いと判断された場合、「本契約書は使用権資産を含む可能性が低いです」と表示されます。

  • 判定項目が1つでも不明の場合は「未選択の項目があり、判定できません」と表示されます。

 

該当判定について

契約書のリースの識別の判定を行い、最終的な判定として「該当判定」欄で「該当する」「該当しない」を選択できます。

「該当判定」欄の選択した値は、契約書一覧の「リースの判定結果」でも確認できます。

少額リースについて

少額リースを判断する際には、以下の2つの観点から検討を行います。
  1. 借手のリース料が当該基準額以下のリースかどうか
     ※ 組織毎に任意で設定できる基準額に基づき、本機能が自動で判定を行います。
  2. 「リース契約1件当たりの金額に重要性が乏しいリースであるか」 又は 「新品時の原資産の価値が少額であるリースであるか」
     ※ 組織毎に判定基準と金額を設定でき、本機能はその基準に基づいて判定を行います。

設定値については、組織設定の「リースの識別関連設定画面」で確認できます。

契約書詳細画面の「リースの識別」タブの少額リースの判定項目のタイトルでも確認できます。

    • 基準額が15万円の場合
    • リース契約1件当たりの金額が200万円の場合

 

リースの識別機能の有効化について

本機能は、組織単位で有効・無効を設定することが可能です。

設定の変更は画面上では行えないため、変更をご希望の場合はサポート窓口までお問い合わせください。

 

リースの識別機能の基本操作

  1. アップローダ画面から契約書をアップロードする
  2. アップロードした契約書の詳細画面の「リースの識別」タブを押下すると、リースの識別画面が表示される
  3. AIによる自動判定された結果と回答根拠を確認し、修正箇所があれば「編集」ボタンを押下し、編集モードに切り替える
  4. 対象箇所の修正が完了し、「保存」ボタンを押下すると変更内容が反映される
  5. 契約書やリースの判定結果を基に、最終的な判定として「該当判定」を選択する
  6. 「次へ」ボタンを押下し、次の契約書でも同様のリースの識別判定を行う

 

リースの識別の権限を付与する方法

  1. 組織設定のメンバー管理で「メンバー追加」ボタンを押下する
  2. リースの識別権限で「ON」を選択し、「追加」ボタンを押下する

    ※リースの識別権限が「ON」の場合は、契約書詳細画面に「リースの識別」タブが表示されます。

    ※リースの識別権限が「OFF」の場合は、契約書詳細画面に「リースの識別」タブが表示されません。

    ※リースの識別権限が表示されない場合は、環境自体の設定がOFFになっています。有効化をご希望の場合は、TOKIUM請求書発行内のチャットからお知らせくださいませ。

 

少額リースの設定値の確認方法

  • 組織設定の「リースの識別」を選択する
  • 組織の環境作成時 又は リースの識別機能をONにした際に、設定した少額リースの設定値が確認できる
    • 設定した以下のどちらかの判定種類を確認が可能
      • リース契約1件当たりの金額ペース
      • 新品時の原資産の金額ベース
    • 少額リースの金額と少額リースの基準額が確認可能